先輩社員インタビュー

第一製造部

安定供給という責任を
果たすために。

第一製造部のI.S.さん

※ 撮影のためゴーグルを外しています。実際の業務は適切な保護具を着用して行っています。

第一製造部 / 2024年入社I.S.

半導体材料の1つ、四塩化ケイ素(SiCl₄)の製造とスケジュール管理を担当。学生時代は錯体化学を専攻。休日はボクシングと温泉でリフレッシュ。

学んできた化学を、半導体材料の製造に活かす

大学では、金属に「配位子」と呼ばれる有機物を結合させた錯体について研究し、主に合成と分析に取り組んでいました。トリケミカル研究所が製造する有機金属化合物は、私が扱っていた錯体と共通する部分があります。学生時代に培った知識や経験を、実際のものづくりに活かして会社に貢献できるのではないかと考え、入社を決めました。

現在は第一製造部で、半導体の製造工程に使われるエッチング材料の1つ、SiCl4(四塩化ケイ素)の製造を担当しています。私の所属部署が扱う化合物は他の部署とは異なりSiCl4の1種類のみですが、多くのお客様に向けて月1000本以上を出荷しています。私は容器への充填※作業に加え、充填スケジュールの管理も担当しています。

充填作業とは、製造した化学薬品を出荷用の容器に注入する工程を指します。

1つの工程から、製造全体を見る仕事へ

入社1年目は、充填前の容器整備を担当し、目の前の工程を確実にやり遂げることに集中していましたが、2年目からは、充填スケジュール全体の管理を任されています。充填の日程がずれると後工程にも影響し、納期に間に合わなくなる可能性があります。自分の判断が製造全体を左右する、責任の大きな仕事です。

当初は、お客様毎の充填状況や、予定された出荷本数に対する進捗を把握し、生産能力を考えながら予定を組むことに苦労しました。それでも先輩から管理の手順を1つずつ教わり、経験を重ねるうちに、納期から逆算して各工程を考えられるようになりました。目の前の作業だけでなく、製造の流れ全体を見渡せるようになったことに、自分自身の成長を感じています。

ある1日のスケジュール

  • 8:30

    出社出社したら、まず今日の充填の予定をチェックします。

  • 10:00

    充填作業SiCl4の充填作業。月1000本以上の出荷に対応するため、進み具合を把握しながら作業します。

  • 12:00

    昼食同期と食堂でランチ。違う棟で働く仲間にも会えて、ほっと一息つけます。

  • 14:00

    充填作業午前に続いてSiCl4の充填作業。充填は製造の川上にあたる工程なので、遅れが出ないよう段取りよく進めます。

  • 16:30

    退社翌日の充填スケジュールの確認・整理して、退社します。

製品の先にある役割まで考えたい

これまでの仕事で印象に残っているのは、先輩から「目の前の化合物を製造するだけでなく、それがどのように使われるかまで考えることが大切だ」と教えられたことです。自分たちがつくる材料は半導体製造の一工程を支え、その先のデジタル社会にもつながっています。その役割を意識することで、1つひとつの作業を見る目も変わりました。

今後はジョブローテーションも活用し、SiCl4以外の化合物を取り扱ってみたいと考えています。様々な製造経験を積み、作業場や手順の改善にも取り組みながら、メンバーそれぞれの状況を見極め、仕事を適切に振れる存在になることが目標です。